障害者支援施設とは、自宅で生活することが困難で、介護や援助を必要としている障害者を対象とした施設です。障害の種類はさまざまあります。知的障害、発達障害、身体障害などがあり、基本的に障害支援区分が4以上の方が対象となっています。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、作業指導員、看護師、介助員、生活支援員、事務職員、医師、保健師などの職種が働いています。業務内容は生活介護、就労支援介護、余暇活動の介護があり、生活介護では着替え介助、おむつ交換、食事介助から体操、散歩など、就労支援介護ではパソコンの使い方を教えるなど、余暇活動の介護では買い物や趣味のサポートを行います。入所者の程度に合わせ業務内容は多岐に渡ります。日勤だけではなく夜勤や早出などの勤務体系がある場合がほとんどです。なかなかコミュニケーションが取りづらい利用者や、こだわりを持った利用者などと関わる仕事になるので、人の気持ちに寄り添って相手の癖や習慣などをよく理解し、様子や表情から利用者の気持ちが汲み取ることができる方が向いていると言えるでしょう。
また、利用者がパニックになってしまったりすることもあるのでそのようなときは冷静に判断しながら対処できることも必要です。慢性的に人材が不足している職種なので、とても忙しいという一面もありますが、利用者が徐々に自立していき就労した時にほかでは味わえないやりがいを感じることができます。また、働きながら障害者ケアについて学べるのも障害者支援施設の仕事ならではです。